韓国映画「僕が9歳だったころ」の上映会が二十三日、旭川市民文化会館小ホールで行われます。アシアナ友の会と旭川映画村の共催。アシアナ友の会が韓国文化講座の一環として開く上映会です。

 舞台は七〇年代、韓国・慶尚道(けいしょうどう)の村。貧民窟に暮らす九歳のガキ大将ヨミンは、仕事で目を悪くした母親にサングラスを買ってあげようと、毎日放課後にアルバイトに励んでいる。そんなある日、アメリカ育ちの美少女ウリムが転校してくる。ある時ウリムが溺れかけ、それを助けたヨミンと恋仲になったかと思われたが、ひょんなことから仲たがい。友人たちはもどかしく二人を見守るが、そのうちの一人クムボクは、密かにヨミンに恋心を抱く。いろいろな出来事に出会いながらも一歩一歩、大人への階段を上るヨミン――。

 ひと昔前まで、日本でも韓国でも見られたノスタルジックな光景を背景に、子どもたちの初恋、友情、家族の絆を綴った人間ドラマです。監督はユン・イノ。百七分。

 当日は(1)午後一時(2)七時の二部制。ゲストに在日本大韓民国民団旭川支部の権順姫さんを招き、上映前に映画の見どころ、日韓文化の違いなどのワンポイント解説を聞きます。

 チケットは大人前売千二百円(当日千五百円)、高校生以下千円(同千二百円)。冨貴堂各店、コープさっぽろシーナ、ルミネ東光、旭川市民劇場などのほか、あさひかわ新聞でも扱っています。問い合わせはアシアナ友の会事務局(TEL74―3375)、または旭川映画村の長原さん(090―8896―9331)へ。