桜の開花を前に、突哨山の野の花を楽しむ「カタクリフォーラム」(カタクリ楽団主催)が二日、山の麓にある「カタクリ広場」をメイン会場に開かれた。フリーマーケットや地場産品の販売、カタクリ楽団による演奏会などが行われ、約二百人の来場者で賑わった。

 NPO法人森林再生ネットワーク北海道 (もりねっと北海道)代表の陣内雄さん(44)と、旭川帰化植物研究会会長の塩田惇さん(74)がガイドとなって雑木林の散策路をたどる「野歩き」=写真=では、もりネットが制作した「突哨山のガイドマップ」を手に、カタクリやエゾエンゴサクなどの花たちや、シラカバやミズナラの話しを交え春の訪れを楽しんだ。

 稜線にはまだ雪が残り、中腹のカタクリの群生地は雪から葉がのぞく程度。今年は、まだまだ野の花のお花見を楽しめそうだ。