旭川グランドホテル(六ノ九)で自分たちが育てたジャガイモとカボチャをふかして、宿泊客にプレゼントするサプライズ企画が二十五日、同ホテルロビーで行われた。

 同ホテルは、食の大切さや育てる喜びを全従業員で共有しようと、毎年東川町の農場で野菜の栽培体験を行っている。今年はトマトやズッキーニ、ジャガイモなど約三十種の野菜を栽培。好天にも恵まれて豊作だった。収穫した野菜は地場産素材のPRも兼ねて、ホテル内のレストランで地産地消メニューとして提供している。

 この日、一階ロビーには農作業の模様を紹介するパネルの前にブースが設けられ、二百人分のアツアツでホクホクのジャガイモとカボチャが用意された。ロビーにはふかしたてのジャガイモの香りが漂い、宿泊者たちは突然のプレゼントに「おいしそう」と笑顔で受け取った。