小熊秀雄賞市民実行委員会が主催する小熊秀雄を「しゃべり捲くれ」講座が十二日午後六時半から、ときわ市民ホール(五ノ四)一〇一号室で開かれる。

 旭川ゆかりの詩人小熊秀雄の作品や人となりを市民に広く知ってもらう目的で、同会が二カ月に一度企画している連続講座。九回目の講師は、石川郁夫さん。「小熊秀雄の童話について」と題して話す。

 石川さんは、一九三七年(昭和十二年)、礼文島生まれ。中学校の教師を務める傍ら、同人誌を発行したり、小説を発表するなどの活動を続けてきた。昨年、同実行委が刊行した「飛ぶ橇文庫」の一冊、「小熊秀雄ものがたり」の執筆者でもある。

 今回は、同文庫に収録されている小熊の童話を題材に、小熊の童話が持つ特異性について話題を提供する。

 参加費は三百円。テキストとして、同実行委発行の「小熊秀雄詩撰 星の光のように」「飛ぶ橇文庫」を使う。問い合わせは事務局の高田さん(TEL61―2731)へ。