小熊秀雄賞市民実行委員会が主催する朗読会「冬の詩(うた)」が十九日夜、木楽輪(きらりん)(神楽三ノ六・旧木造館)で開かれた=写真。

 小熊の作品を多くの市民とともに読み継ごうと昨年十月に初めて企画した朗読会「秋の詩」に続いての開催。八十人が集まり、会場は満席になった。

 谷口嘉子さん、古家昌伸さん、福田洋子さんが、それぞれ二編の詩を朗読。続いてアマチュア劇団のグループ劇天壌が、小熊の童話「三人の騎士」を演じた。シンプルな舞台設定とユニークな効果音を使って、観客を小熊童話の不思議な世界に引き込んだ。

 同実行委は、三月十六日午後六時半から、ときわ市民ホール(五ノ四)で、連続企画「小熊秀雄を『しゃべり捲くれ』講座」を開く。十回目の講師は、旭川南高教諭の小峯久希さん。「小熊秀雄と二〇一一年」と題して話す。

 参加費は三百円。問い合わせは事務局の高田さん(TEL61―2731)へ。