「小さな小さな雪祭り」が十三日、西神楽南一ノ一の広場で開かれた。

 会場には、西神楽保育園の園児や先生、小学生、西神楽柔道少年団、そして地域の人たちが作った人気のキャラクターなどの雪像十六基が並んだ。メイン雪像は、自衛隊員十人の協力で、今年の干支のウサギ。滑り台も含めると幅八メートル、高さ六メートルの大きさ。

 ジンギスカン、豚汁、そば、うどんなどが無料で食べ放題。コメまき、餅まきが始まると来場者の歓声が会場に響いた。

 用意したコメは一キログラムの袋が三十個、餅は二十キログラム。メイン雪像の上からまかれたコメや餅、お菓子など一人いくつも手にして笑顔が広がった。

 高齢者が多くなってきた地域の活性化をと、成澤工業(西神楽南一ノ一)の成澤弘社長が六年前に居酒屋タカちゃん(西神楽南一ノ二)の協力を得て始めた。昨年から西神楽中央四区町内会(塚形敏雄会長)、今年から西神楽ラッシュオンクラブも協力した。

 毎年楽しみにしているという同地区に住む清水隆さん(87)は「旭川でも一番老人の多い西神楽地区を元気にしようと尽力されている成澤社長に感謝しています。今日はジンギスカンとお酒をいただきました」と笑顔で話していた。