旭実高(相馬真吾校長)の生徒会は九日、東日本大震災で被災した人たちの役に立ちたいと、二条買物公園で募金活動を行った。生徒会役員に加え、運動部の選手も加わり、約三十人が街頭で募金を呼びかけた。

 同校では、大震災後に学校内で募金を募り、約四十七万円を寄付した。しかし、悲惨な現地の様子を見てもっと力になりたいという思いで、生徒会が呼びかけ、野球部、サッカー部、女子バレーボール部、バドミントン部、銃剣道部、太鼓部の有志が参加して、街頭募金を行った。

 買物公園では、「募金よろしくお願いします」「ご協力をお願いします」と道行く市民に声をかけた。

 生徒会の萬年康裕副会長は「寒くて少し大変ですが、被災者の方々のお役に立てば嬉しいです。一日でも早い復興を願っています」と話していた。集まった二十二万千百九円はNHKを通して、被災地に贈られる。