北海道電力泊原子力発電所と湾を隔てた対岸に位置する岩内町で、三十三年間に渡って毎日、海水の温度を観測し続けている斉藤武一さんを講師に招 き、「すごくわかりやすい 北海道の原発のこと フクシマのこと」と題する講演会が九月三日(土)午後七時から、勤労者福祉会館(六ノ四)で開かれます。福島第一原発の事故を機に市民有志でつくったチー ム「今だから」の主催。

 斉藤さんは、一九五三年(昭和二十八年)、岩内町生まれ。町の保育所で保育士として働く傍ら、岩内の海を守りたいとの思いで、一人で海水の温度を 記録し続けて来ました。原発から放出される温かな水が、海の生物、特に岩内町の主力産業の漁業に与える影響を危惧しての活動でした。

 「海の声を聞く」(七つ森書館)という著書がある、市民科学者の斉藤さんが、泊原発について、そしてフクシマについて、わかりやすく話します。

 参加費は、資料代として一般千円、大学生・障がい者五百円、高校生以下は無料。チケットは、こども冨貴堂(七ノ八買物公園・ TEL25―3169)、くさむらや(東川町西十北四六・TEL82―4416)、きっちんらいる(鷹栖町十六線八号・TEL87―5046)のほか、あ さひかわ新聞(八ノ六・TEL27―1577)でも扱っています。