理容師、美容師を目指す学生たちが技術を競う第三回全国理容美容学生技術大会(十一月二十日・名古屋)に道代表として出場した旭川理容美容専門学 校二年の濱崎理那さん(20)がヘアデザイン画部門で三位にあたる銅賞を、三鍋温子さん(19)がネイルアート部門で銅賞に次ぐ優秀賞を獲得した。大会で 道内からの入賞者は二人だけだった。

 大会には、全国十一ブロックの予選を勝ち抜いた五百二十四人が参加。道内からは札幌や旭川、函館の専門学校から三十六人が出場した。

 今年のテーマは、ネイル、ヘアデザインともに「夢」。デザイン画部門銅賞の濱崎さんは「年齢を重ねた美しさ、私にとってこの老婆が誰よりも美しく見えました」とデザイン画を改めて見つめ「受賞の実感は後になってから湧いてきました」と笑顔。

 五本のネイルに四十分間で絵を描くネイルアート部門で優秀賞を獲得した三鍋さんは「五枚でひとつの絵になるよう描いたのと、深い海から海面に向かう色のグラデーションにも気を配りました」と話した。

 卒業後、濱崎さんは上京し美容師として腕を振るい、三鍋さんは地元でブライダルシェイプやネイルもできる理容師として頑張ると将来への意気込みを語った。