古くなり使わなくなった人形に感謝する「人形供養祭」がひな祭りの3日、旭川神社(東旭川南1ノ6)で行われた=写真。

 社務所内の大広間には2月24日の受付開始以来、納められたひな人形やぬいぐるみ、日本人形など約6500体が並べられた。人形を前に芦原高穂宮司らが祝詞を奏上、神事を執り行った。

 供養祭には人形を納めた人も参列し、思い入れ深い人形が清められたことに、感慨深い表情だった。約50年前のひな人形を納めた長田茂子さん(78)は「長女のためにと内職を重ねて少しずつ揃えた雛人形です。当時を思い出します」と涙ぐんでいた。