台湾の家庭料理「ダイコン餅」を作りながら簡単な中国語を学ぶ講習会が2月28日、まちなか交流館で開かれた。旭川NPOサポートセンター(末岡一伯理事長)の主催。

 講師は台湾・台北市の出身で旭川市在住の高橋琳(りん)さん(50)。高橋さんは来日25年目で、旭川に住んで9年になる。まちなか交流館内のレストランで1日シェフとして台湾料理を作ることがあるが、ダイコン餅が好評だったことから今回の講習会の開催となった。

 ダイコン餅はもともと台湾の正月料理だったが、いまでは一般的な家庭料理になった。台湾の飲茶でよく出るメニューの一つでもあるという。高橋さんは、調理法や味に関する中国語の単語や表現を参加者に教えながら、調理を実演した。

 出来上がったダイコン餅は、もんじゃ焼きをやや固くした感じ。この日は辛いタレをつけて食べた。

 参加者の一人、篠原利枝さん(30)は「昨年台湾を旅行したので、この会の告知を見てすぐに申し込みました。とても面白かったです」と話していた。