「旭川いのちの電話」が電話相談員養成講座の受講生を募集しています。

 旭川いのちの電話は、自殺予防を目的に一九八〇年(昭和五十五年)十二月に誕生しました。以来、一人で悩み、苦しんで、生きる力を失いかけている人たちと、電話を通して心を通わせ、再び生きる力を取り戻してもらうことを願って活動を続けています。

 現在、約百三十人のボランティア相談員が毎日、深夜も休むことなく相談電話を受けています。一年間の総相談数は約一万九千件。その約六%が自殺に関するものでした。

 第三十四期相談員養成講座は、三十人を募集します。対象は、四月一日現在、二十~六十五歳の男女。資格や経歴は問いません。講座は五月に開講し、 精神科の医師や心理学が専門の大学教授、教会の牧師らが講師を務めます。ロールプレイや実地訓練も行い、来年七月の認定を目指します。受講料は三万円。

 事務局(市内五ノ十)にある受講申込書に必要事項を記入し、「わたし」というテーマで、縦書き原稿用紙に八百字以上の作文を自筆で書いて提出すること。

 提出された書類を審査し、四月下旬に面接があります。問い合わせは、月~金曜日の午前九時から午後五時の間に、事務局(TEL25―2143)まで。