旭川理容美容専門学校(四ノ十二、遠藤恵子校長)で二十六日、一日体験入学が行われ、高校三年生ら五十七人がウィッグ(かつら)を使った実技を体験した。
参加者二、三人に同校の二年生一人が付いて実技指導にあたる。今年度一回目の体験入学で、一人に一つ与えられたウィッグを使い、ワンレングスのカットを施してドライヤーで整えるカット・アンド・ブロー、風船に塗ったフォームを剃刀で“そる”シェービング、ロッドでパーマの練習をするワインディングの三つの体験が行われた。シェービングの練習では参加者たちは「(風船が割れないか)ドキドキする」と真剣な表情だった。
今回参加者一人に一つ与えられたウィッグは全五回ある体験入学で継続して使用する。回を追うごとに技術の難易度が高くなるが、美容・理容の仕事を先取りして体験できるだけに全ての体験入学に参加する生徒も多い。
参加した藤原ゆみさん(18)は「初めての体験で難しかったけど、在校生の方が丁寧に教えてくれて、緊張をほぐすために楽しい会話もしてくれた。また参加したいと思います」と笑顔で話した。
同校の体験入学は、今年度から交通費を補助しているため、市外からの参加も安心して欲しいとのこと。次回の体験入学は六月十六日(土)。参加申込みは十二日(火)まで受け付けている。二回目の体験入学だが、初めての参加でもOKだ。
問い合わせは同校(TEL22―0515)へ。詳細はホームページ(http://atcbb.jp/)で。