「全道フットパスの集い」が十月十三日(土)・十四日(日)、旭川市内で開かれます。事務局の旭川フットパス愛好会「歩穂」(白井暢明代表)では、あす二十日(水)から、参加申し込みの受け付けをスタートします。

 フットパス(散策路)は、歩くことを人間本来の権利ととらえてイギリスで生まれました。北海道内にも百を超えるコースが整備されつつあります。全道フットパスの集いは〇三年(平成十五年)に札幌で始まりました。旭川では初めての開催です。当日はオリジナルの地図に記された見どころを楽しみながら歩きます。

 初日の十月十三日は旭川のまちなみや歴史、文化をたどる三コースを設定します。「嵐山周辺コース」(四㌔)、常磐公園~買物公園~見本林~神楽岡公園を歩く「まちなかコース」(六㌔)、障害のある人やリハビリ向きの「のんびりコース」(一~二㌔)。

 二日目は、サケのように川をさかのぼる三つのコースを設定します。「石狩川コース」(十二㌔)、「忠別川コース」(十㌔)、「美瑛川・ロングトレイルコース」(十六㌔)。時期的に、サケの遡上を観察できるかもしれません。

 また、十三日の午後三時からは、「川と生き物とフットパス」をテーマにシンポジウムを行います。パネラーは白井代表、小川厳さん(エコ・ネットワーク代表)、瀬川拓郎さん(旭川市博物科学館副館長)、出羽寛さん(突哨山と身近な自然を考える会代表)、寺島一男さん(大雪と石狩の自然を守る会代表)の五人です。

 参加費は各コース、シンポジウムともに五百円。また十三日午後六時半から、トーヨーホテルで交流会を開きます。会費は四千円。

 申し込み、問い合わせは事務局の高原さん(TEL54―6517)、メールは白井さん(nshirai2008@yahoo.co.jp)へ。