子どもたちにトラック特有の危険を伝えようと十二日、豊岡小学校(豊岡十ノ三、児童数三百十九人、福澤廣成校長)のグラウンドで交通安全教室が開かれた。

 旭川地区トラック協会旭川部会旭川輸送協議会(森俊一代表)の会員が六台のトラックを持ち込み、十八人が来校して進行スタッフを務めた。

 ダミー人形を使っての衝突実験、左折巻き込みの実験を行ったほか、児童を運転席に座らせてトラックの死角を体感させるなどした。

 森代表は挨拶で「真剣に見て、体感して、生活の安全に役立てて下さい」と全校児童に語りかけた。

 福澤校長は「豊岡小の歴史の中で、交通事故で命をなくしてしまった子どもがいます。学校周辺の道路は抜け道としてスピードを出す車が多く、昨年も危うい事故がありました。子どもたちには今日の経験を通じて、危険察知力を身に付けて欲しい」と話していた。