生態系に影響を与えるとされる外来種セイヨウオオマルハナバチ=写真=を捕獲する活動が二十二日(日)、常磐公園と石狩川の河川敷で行われます。大雪と石狩の自然を守る会(寺島一男代表)などの主催。

 セイヨウは一九九二年(平成四年)から主に温室トマトの受粉を助ける昆虫として導入されました。ハウスから逃げ出して野生化し、急速に生息範囲を広げています。

 セイヨウは在来のマルハナバチに比べて繁殖力が旺盛で、エサや営巣場所をめぐる争いにも強いため、在来種に危機が迫っています。また、花の元に穴を開けて、受粉の手助けはせずに蜜だけを取る「盗蜜」という行動を取るので、草花の生態をも危うくします。大雪山国立公園でもその兆しがすでに出ています。

 当日は午前八時半に川のおもしろ館前に集合。セイヨウの見分け方、捕獲の仕方などを学ぶとともに、セイヨウを探して捕獲します。

 経験のない人や子どもも歓迎です。補虫網、三百五十㍉㍑のペットボトル、洗濯バサミ一個、手袋を用意してください。参加無料ですが、資料を希望する人は二百円が必要です。

 少雨決行。問い合わせは戸島さん(TEL92―0803)、寺島さん(TEL65―1940)、渡辺さん(TEL61―3355)へ。