固いイメージのある「尊厳死」について、寸劇で笑いながら学ぶ集いが七日(日)午後一時半から、勤労者福祉会館(六ノ四)で開かれます。日本尊厳死協会北海道支部旭川地区懇話会の主催。

 出演は、平均年齢七十代の「ぴんころ劇団」です。――終末期に苦しみたくないと、水口家のおばあちゃん、おじいちゃん、嫁はそれぞれ、お互いに内緒で尊厳死の登録を済ませていた。嫁姑の駆け引き、友人とのおしゃべりの中で、全員が尊厳死の宣言書の重要さ、自分の最期に向けての身辺整理の大切さを理解していく――。今年二月と九月にも上演した脚本を、今回はさらに改良を加えて演じます。

 同日、日本尊厳死協会北海道支部理事の鎌田利道さんの講演も行われます。演題は「『必ず訪れる終末期』と『日々の生き方』」です。

 無料。だれでも参加できます。問い合わせは懇話会事務局の柴田さん(TEL76―2488)へ。