作家・元内閣官房参与の松本健一氏の講演会が十月二十日(土)午後五時から、西川徹郎文學館(七ノ八緑道)で行われます。同館の主催で、西川徹郎氏の作家生活五十年記念事業の一環です。

 松本氏は一九四六年(昭和二十一年)群馬県生まれ。東大卒。思想家、作家、文芸評論家、歴史家として「北一輝論」「近代アジア精神史の試み」「畏るべき昭和天皇」「海岸線の歴史」「三島由紀夫と司馬遼太郎」「日本近代の憧れと過ち」「開国・維新」など多数の著書があります。

 二〇一〇年(平成二十二年)十月から翌年九月まで、菅直人内閣で内閣官房参与(東アジア問題担当)を務めました。現在は麗澤大教授。

 松本氏は「俳句空間」(弘栄堂書店)など複数の文学書誌で西川氏の文学活動を賞賛しています。昨年七月に行われた西川氏の作家生活五十年祝賀会で初来旭し、お祝いのスピーチをしています。講演当日は「世界文学とは何か―西川徹郎の俳句について」の演題で話します。

 入場料は、歓迎パーティ代を含め三千円。申し込みは電話(TEL25―8700)か葉書、またはファクス(25―8710、名前・住所・連絡先を明記のこと)で同館へ。