公開シンポジウム「景観史から見た立岩山チャシと上川アイヌの文化」が十一月四日(日)午後一時半から、東海大学旭川キャンパス(神居町忠和二二四)で開かれます。
同キャンパス内の石狩川を望む場所で、一九八八年から三回にわたる発掘調査の結果、堀や木柵をめぐらせたチャシ(アイヌ民族の砦)の存在が確認され、その下層に縄文時代の住居跡が明らかになりました。
シンポジウムでは、発掘に当たった同大文学部の北條芳隆教授がコーディネーターを務めます。同大大学院生の永谷幸人さんが「チャシはなぜつくられ、柵は燃やされることになったのか?」、旭川市博物館の瀬川拓郎さんが「上川盆地の景観史」と題してプレゼンテーションを行い、その後、同大の大野仰一、田川正毅両教授も加わってパネルディスカッションを行います。
参加費は無料。申し込みの必要もありません。会場は一号館二階メディア視聴覚室です。
また、シンポジウム関連の展示会「考古学から見た聖なる丘」が十月二十九日(月)から十一月十日(土)まで、一号館一階玄関ホールで開かれます。午前九時から午後五時まで(最終日は正午まで)。十一月一日は休館です。
シンポジウム、展示会についての問い合わせは、同キャンパス事務室(TEL61―5111)へ。