アメリカ大統領選挙の仕組みについて学ぶ講座が十月二十九日夜、フィール旭川七階の国際交流センターで開かれた。旭川市と在札幌アメリカ総領事館の主催。

 講師は、在札幌アメリカ総領事館の広報文化交流担当領事、ジェフリー・ダフィーさん。今年は四年ごとに行われるアメリカ大統領選挙の年だ。十一月の第二火曜日(日本時間十一月七日)に行われる投票で次期大統領が決まる。

 ジェフリーさんはアメリカ大統領の選挙制度について「国民が直接投票するのではなく、各州での投票の結果、その州に割り当てられた選挙人団(electoral college)の数を総取りする方式で行われる」と説明した。この複雑な仕組みにより、二〇〇〇年の選挙(ブッシュ対ゴア)では、国民投票の結果と最終結果が逆転する現象が起きていることも紹介した。

 ジェフリーさんはまた、「アメリカ人は、外務に関しては愛国的だが、内務に関しては州の人になる。州がアイデンティティの基盤であり、州の重要性を理解することがアメリカの選挙を理解するカギです」と話した。

 後半では、会場からの質問に答える形で、「グアムやプエルトリコなどの準州は、大統領や議会の選挙には参加できないが、連邦政府に税を納める必要が無く、逆に支援金を受けられるので、州と比べて一概に不利とも言えない」などと説明していた。