米国生まれの詩人、エッセイストのアーサー・ビナードさんの講演会が八日(月)午後七時から、勤労者福祉会館(六ノ四)で開かれます。

 一九六七年、ミシガン州生まれ。一九九〇年、大学の卒論で日本語と出会い、魅了されて来日。日本語で詩作、翻訳を始める。二〇〇一年、詩集「釣り上げては」(思潮社)で中原中也賞。〇五年、「日本語ぽこりぽこり」で講談社エッセイ賞。ほかにも絵本「焼かれた魚」(小熊秀雄・文、パルロ社)など多くの著書がある。旭川との関わりでは、昨年から小熊秀雄賞の選考委員を務めている。

 日本人よりも美しい、正当な日本語を話すと評されるビナードさんが、「ぼくらの日本語は生き残れるのか」と題して話します。反核・反原発の論客としても知られるビナードさんが、どんな日本の未来像を語ってくれるのか、注目です。

 参加費は五百円。チケットはありません。当日会場で。問い合わせは、こども富貴堂(TEL25―3169)へ。