核燃料サイクル基地がある青森県六ヶ所村に十二年間住んで取材を続けた写真家、島田恵さん初のドキュメンタリー映画、「福島 六ヶ所、未来への伝言」の上映会と、島田監督のお話し会が九日(日)、市民活動交流センター大ホールで開かれます。
福島第一原発から五㌔、大熊町に住んでいた田辺さん一家は、避難先の東京で二人目の子を授かった。ふるさとに願いを込めて「福ちゃん」と名付けた。郡山市で十四代続く稲作農家、中村さん一家は、放射能に脅えながら米を作り続ける。青森県六ヶ所村出身の河原愛美さんは、わが子の食べ物に気を遣いながら、核燃施設がある故郷を憂う。六ヶ所村の漁師、滝口さん一家は青森県太平洋沖のマダラから基準値以上のセシウムが検出されたため、獲った魚を海に捨てる。
六ヶ所村で長く暮らした島田監督が、フクシマの原発事故を体験してもなお、核のゴミを作り出し続けることの責任を問う、百分のドキュメンタリーです。
上映は午後二時から、午後六時からの二回。合間の午後四時から、島田監督のお話し会です。
前売りチケットは九百円(当日千円)。大学生・障がい者五百円。高校生以下は無料。こども冨貴堂(七条買物公園 TEL25―3169)、きっちんらいる(鷹栖町十六線八号 TEL87―4346)、あさひかわ新聞(八ノ六 TEL27―1577)にあります。託児などの問い合わせは、こども冨貴堂へ。