前京都府綾部市長の四方八洲男さんの講演会「私の市役所改革への挑戦―やってみないで何が分かる」が二十七日(木)午後六時半から、勤労者福祉会館(六ノ四)で開かれます。FMりべーる開局二十周年記念のイベントの一つです。
四方さんは一九四〇年(昭和十五年)、綾部市生まれ。京都大学時代は、六〇年安保闘争の活動家。三菱重工勤務を経て、綾部市議を二期、京都府議三期を務めた後、綾部市長となり、市役所改革に取り組みます。
一方で、高齢化比率が五〇%を超える「限界集落」を「水源の里」と位置づけ、「上流は下流を思い、下流は上流に感謝する」の理念を掲げて、「全国水源の里連絡協議会」を立ち上げました。
「住民が集う会合、ちょっとした産業、都市との交流、そしてリーダーの存在、この四つがあれば、どうにかなる」「二十人の集落を百人にしようというのではなく、せめて三十人にして、消滅の流れを止めて、再生に向かう元気を取り戻したい。そうしなければ、環境も水も林業も保つことはできない」
連絡協議会には、現在、全国の百四十六の自治体が、道内では音威子府村、下川町、中川町、美深町、清里町が参加しています。四方さんは今回、音威子府村、下川町、中川町での講演の帰途、古くからの友人である、FMりべーるの柳沢紀夫社長の招きで来旭、講演することになりました。
「市役所は総合サービス業」「少数だから精鋭になる」を持論に綾部市役所を改革した四方さんが、「地方再生」をキーワードに熱く語ります。
参加費は五百円。問い合わせは、FMりべーる(TEL27―1171)へ。