人が生きていく上で必要不可欠である魚や鳥など魚鳥類に感謝と供養の気持ちを込めて、「魚鳥類供養祭」が二十日、常磐公園内の魚鳥記念碑前で行われた。

 今年で六十三回目を迎えた供養祭は、道料理飲食業生活衛生同業組合旭川支部(伴野忠孝支部長)の主催。市内の飲食業経営者ら約四十人が参加した。僧侶による読経に続き、参列者が次々と焼香した。

 伴野支部長は「人が生かされる源でもある魚鳥類、雨土の恵たる野菜も全て天地がもたらす尊い命。それらに感謝するとともに、これらが市民全体に広がるよう業界を挙げて臨みたい」と挨拶した。

 閉会後、命を繋ぐという気持ちを込め、参列者全員で金魚や鯉の稚魚を公園内の千鳥ヶ池に放流した。