旭川出身の映画監督・鈴木聖史さんが八月二十四日、シアターカンダで短編映画「空の色」を上映し、併せて「旭川で映画をつくろう!」プロジェクトを発表した。
鈴木監督は旭川東高出身の三十六歳。大学時代から自主制作で映画を作り始め、映画祭での入選を経て、二〇一〇年に「ある夜のできごと」で劇場映画デビュー。現在は東京の会社に勤務しながら、今年十二月にクランクイン予定の長編映画の準備を進めている。
鈴木さんは「僕が学生のころ、たくさんの映画をここにあった国民劇場で観ました。今こうしてシアターカンダで自分の映画を上映できる事が感無量です」と挨拶した。
上映された短編映画「空の色」は十二月にクランクインする長編「空の色」のプロモーション用に制作したもので、今年初めに元同級生らと共に旭川で撮影した作品。旭橋やふらりーと(五ノ七)、珈琲亭ちろる(三ノ八)など旭川市民には馴染みの風景の中で、ドラマが展開された。
上映後、旭川で映画を撮影することについて「旭川は自分にとって〝原風景〟で、ここでしか撮れない映画があり、生まれ育った街への恩返しの思いもあります。長編では『とある街』という設定ですが、旭川市民、旭川出身の方々とともにみんなで作りたい」とPR。「旭川で映画をつくろう!プロジェクト」として映画のホームページやフェイスブックなどを通じて支援を呼びかけている。
問い合せや支援など詳細はホームページ( http://sorano-iro.com/ )まで。