FMりべーる(83・7MHz)が開局二十周年を記念して十一月三日(日・祝)午後五時半から、ロワジールホテル旭川で「立川志らく ひとり会」を開く。同局の開局十周年(二〇〇三年)で来旭した立川談志(二〇一一年死去)の追悼公演とも銘打っての高座だ。

 志らくは、一九六三年(昭和三十八年)東京生まれ。父親がギタリスト、母親が長唄という芸人の家庭で育った。日大芸術学部に在学中の八五年(昭和六十年)、七代目立川談志に入門。九五年(平成七年)、真打に昇進。師匠の談志に「志らくは、才能なら噺家の中では一番だ」と言わしめた。

 師匠の談志を除けば、立川流では一番の弟子の多さを誇り、その数十五人。亡き師匠と同様、著書で先輩落語家を名指しで批判することが多く、敵が多い。

 また、映画好きで知られ、映画監督として日本映画監督協会にも所属。「キネマ旬報」に映画評を書いたり、独演会で映画をネタにした「シネマ落語」を公演。〇三年から、劇団「下町ダニーローズ」を主宰、舞台演出家としても活動する。

 さて、そんな志らくが、旭川の高座でどんな噺を披露するか、楽しみだ。

 チケットは四千五百円(FMりべーる・ファンカード会員は四千円)。FMりべーる(三ノ七ヨシタケパークビル三階、℡27―1171)か、あさひかわ新聞で(八ノ六、℡27―1577)でも扱っている。