流通団地にある一印旭川魚卸市場(大廣泰久社長)が九日、年末商戦に向けた展示商談会を市場内のせり場で開いた。師走まで一カ月半となり、道内の小売店や量販店など大勢の関係者で賑わった。
「海の恵みの食文化」をテーマに掲げ、魚食を消費者にアピールしようと、鮮魚やカニ、エビ、魚卵、ギフト加工品など千五百ものアイテムが展示された。
今年は円安の影響を受け輸入品目の価格が例年より三割ほど高い。また、東南アジアで養殖のエビに発生した病気の影響でエビが品薄状態だという。秋サケは例年並みとのこと。
ギフト商品では、セット商品の内容が小パックに小分けされた詰め合わせが人気を呼んでいる。「少しずつ沢山の種類を、というニーズの声に各社耳を傾けた結果だ」と市場関係者は説明していた。