設立四十周年を迎えた旭川広告業協会(米内山行雄会長・加盟八社)が「旭川の広告『40年のあゆみ展』」を九日から十四日まで、アッシュ・アトリウム(一条買物公園)で開いた。

 設立年の一九七三年(昭和四十八年)から現在に至るまでの新聞広告やポスターなど百三十点を展示。このほか設立一年前の一九七二年にオープンした買物公園の風景や、冬季オリンピック旭川誘致のための広告、正月に客寄せのためにまいた「引き札」と言われるチラシ、市内の酒蔵の広告などもあり、訪れた人が興味深く見入っていた。

 

 同展の実行委員の一人で、かつて広告会社に勤務した沢栗修二さん(75)は「広告を見ていくと、時代の流れが分かります。鉄道が敷設された明治三十一年以前に旭川に来た人たちの名簿なども展示しましたが、子孫の方々が大変関心を持って見てくれました。希望者には昔の広告などの資料の複製を差し上げ、大変喜んでいただきました」と話していた。