十一月二日(土)からの隔週土曜日、まちなかぶんか小屋(七条買物公園)で「土曜シネマ『シリーズ・ドキュメンタリーの海へ』」と題した上映会が行われます。まちなかぶんか小屋とNEOアジア映画祭inあさひかわの共催。山形国際ドキュメンタリー映画祭の秀作など四編を上映します。

 ▽二日「ビラルの世界」(インド・〇八年・八十八分) インドのスラム街で盲目の両親と暮らすビラルはやんちゃな三歳児。音と手を使った両親とのコミュニケーション、近隣の人々との共同体の中での日常、喧騒を描く。

 ▽十六日「阿仆大(アブダ)」(中国・一〇年・百四十五分) 中国・雲南省、少数民族ナシ族の農夫アブダは、父の介護をしながら忙しく働く。山村の父子の生活、生と死を悠揚なリズムで映し出す。

 ▽三十日「星空の下で」(オランダ・一〇年・百十一分) インドネシアの家族を十二年間追い続けた三部作の完結編。宗教間の衝突、貧富の格差、世代間の意識のずれを、家族の日々に織り込んで捉えた作品。

 ▽十二月十四日「失われた町のかたち」(アメリカ、ポルトガル・一一年・九十二分) ポルトガルの首都リスボン。その日常の風景を、監督ジョン・ジョストが十五年に渡って撮り続けた映像詩。

 上映開始時刻は、各日とも①午後二時②同六時半。前売りチケットは一本券が千円(当日千二百円)、二本券が千六百円、四本券が三千円。各回四十席限定です。チケットはまちなかぶんか小屋で取り扱っています。電話予約も可。問い合わせは事務局(℡080―1890―2183)、または光岡さん(℡65―8334)へ。