市内の小・中・高校生による「旭川市児童生徒読書感想文コンクール」の歴史を振り返る展示が二十八日(木)まで、中央図書館(常磐公園内)で行われています。

 同コンクールは一九五六年(昭和三十一年)から始まり、今年で五十八回目。毎年、優秀作品を集めた作品集を発行し、学校や各図書館などに配布するほか、希望者に販売しています。過去の掲載作の中には、NHK大河ドラマ「八重の桜」で脚本を担当した山本むつみさん(当時附属中二、三年。昭和四十七年から二年連続掲載)の作品を見ることも出来ます。

 今展では冊子の表紙を写真で展示するとともに、コンクールのあゆみを年表にして掲示しています。

 冊子の現物は、中央図書館の資料室で閲覧することが出来ますが、第一回(昭和三十一年)と第五回(同三十五年)だけがありません。中央図書館とともにコンクールを主催する旭川市学校図書館協会の関係者が、当時関わったと思われる教員OBに尋ねるなどして探していますが、まだ見つかっていません。

 中央図書館(℡22―4174)は、この二冊を探していて、担当者は「お持ちの方は、ぜひご連絡を」と呼びかけています。冊子の表紙には「昭和三十一(三十五)年度 旭川市小中学校読書感想文コンクール 優秀作品集」のタイトルがあるはずです。問い合わせは中央図書館へ。