障がいの有無を越えて身体を動かすゲームを楽しむ「ニュースポーツのつどい」が十月三十日、東神楽町総合体育館で行われた。

 文科省からの委託を受けて旭川レクリエーション協会、NPO法人ゆい・ゆい、NPO法人旭川スポーツクラブが実施した。

 集いには百十人が来場。約半数は障がいのある人で、同町内や近郊の事業所を利用する人などが参加して、ニュースポーツに挑戦した。

 会場では、フリスビーのストラックアウトゲームをはじめ、ひもの両端によく弾むゴムボールがついた道具を投げて梯子状の的を狙う「ラダーゲッター」、ローラーで転がる室内カーリング、長縄跳びなどが行われた。

 それぞれのコーナーには東神楽町社会福祉協議会や高齢者生活協同組合のボランティア二十人が付き、進行をサポートした。またゲーム終了後には同町内の福祉会館に移動し、鍋を囲んで交流を深めた。

 この集いは十一月九日にも旭川市の大成市民体育館を会場に行われ、約八十人が参加した。NPO法人ゆい・ゆい理事長の野々村雅人さんは「人は皆、違いがあります。『みんな違ってみんないい』の考え方を持ちつつ、人と人がニュースポーツを通じて向き合いつながり合って、楽しさを感じていただきたいと思っています」と話していた。