世界最高峰のチェリスト、ミクローシュ・ペレーニと息子のピアニスト、ベンジャミン・ペレーニのコンサートが三月十二日(水)午後七時から、大雪クリスタルホール(神楽三ノ七)でおこなわれます。父子の共演は日本初ということです。

 ペレーニは一九四八年生まれ。七歳でリスト音楽院に入学し、九歳で初のコンサートを開きました。二十世紀最大のチェリストと称されるパブロ・カザルスの名を冠した国際チェロコンクールに入賞後、カザルスの招聘を受け音楽祭に参加して彼の薫陶を受けました。七四年からはリスト音楽院で教えています。七八年に初来日。その後、ソロ・リサイタルやNHK交響楽団との共演など多数。旭川では七度目の公演です。

 息子のベンジャミンは一九九三年生まれ。三歳からピアノを学び、十一歳でリスト音楽院特別クラスに入学。二〇〇七年にスイス・ジュネーブ音楽院で父・ペレーニと初共演。その後、ハンガリーやドイツ、ベルギーなどでも共演を重ねています。

 当日は、おとぎ話(ヤナーチェク)、チェロ・ソナタ作品4(コーダイ)、ラプソディ第1番Sz88(バルトーク)などを演奏する予定です。

 前売チケットは、一般四千五百円、学生(大学生以下)とハートフル(各種障がい者手帳を持っている人)は三千五百円。当日券はいずれも五百円増、未就学児は入場できません。

 チケットは大雪クリスタルホール売店、ヤマハミュージックリテイリング旭川店、玉光堂フィール店、冨貴堂(南六条・豊岡・末広各店)、コーチャンフォー旭川店ミュージックコーナーで扱っています。

 問い合わせは、実行委員会の村田さん(℡22―3567)か、北さん(℡65―5560)へ。