大雪と石狩の自然を守る会(寺島一男代表)が主催する大雪山フォーラム「大雪山を世界遺産に」が三月一日(土)午後一時半から、大雪クリスタルホール(神楽三ノ七)で開かれます。

 東電福島第一原発の事故以来、風力・太陽光・バイオマス・地熱などの再生可能エネルギーに期待が集まっています。そうした流れから、これまで自然公園内にあることで厳しい開発規制が行なわれてきた地熱開発に規制緩和の動きが出て来ています。大雪山国立公園でも上川町の白水沢地区で地熱発電が具体化しています。

 十五回目になる今フォーラムでは「大雪山の自然と地熱開発」をテーマに三人が講演します。

 元ひがし大雪博物館の川辺百樹さんが「大雪山国立公園の自然とその今日的な役割」と題して基調講演。その後、上川町企画総務課の谷博文さんが「白水沢地熱開発への期待とこれまでの取組」と題して報告します。最後に、寺島代表が「地熱発電のメリット、デメリットと環境への影響」と題して話します。

 地熱発電を知り、自然への影響を考えながら、開発が進む前に大いに議論しようというフォーラムです。午後五時までの予定で、参加者との意見交換の時間もたっぷりあります。

 参加費は五百円。問い合わせは寺島さん(℡・FAX65―1940)か、渡辺さん(℡61―3355)まで。