北海道中小企業家同友会道北あさひかわ支部の青年部、あらぐさ会(藤田貴宏代表)の設立二十五周年を祝う会が十四日夜、旭川グランドホテルで開かれた。

 祝宴に先だって行われた記念講演では、一九八九年(平成元年)の会設立当時、副代表だった馬場芳弘・太田硝子店会長が、「あらぐさ会の歴史から学ぶ―若き経営者へのメッセージ」と題して話した。

 馬場さんは、草創期のエピソードを交えながら、「二〇四〇年には、旭川の人口は二十五万人になるという予測もある。いま二十歳の社員が、その時代をどう生きるか、それを考えるのも同友会、あらぐさ会の使命だと思う。社員と意識を共有し合って、会社や地域を守ろう」と熱っぽく語りかけた。

 会のOBやOG、支部役員はもとより、全道各支部の青年部の会員らも駆け付け、約百人が会の二十五歳を和やかに祝った。