詩人でエッセイストのアーサー・ビナードさんが四月七日(月)午後六時半から、東川の叢舎(くさむらや・同町西十北四六)でお話をします。

 ビナードさんは一九六七年、米国ミシガン州生まれ。大学の卒業論文を書いた際に漢字と日本語に興味を持ち、一九九〇年に日本へ。通学した日本語学校で教材として使った、旭川ゆかりの詩人小熊秀雄の童話「焼かれた魚」を英訳した事をきっかけに、日本語での詩作、翻訳を始めました。二〇〇一年、詩集「釣り上げては」(思潮社)で中原中也賞を受賞するなど、たくさんの受賞歴があります。

 旭川との縁は、市民実行委員会が運営する現代詩の公募賞、小熊秀雄賞です。二〇一二年の第四十五回小熊賞からは選考委員を務めています。今回も前日に行われる第四十七回小熊賞の最終選考会のために来旭するので、有志が東川では初めてのお話会を企画しました。

 安倍政権が原発再稼働に向けて前のめりになっている情勢の下、反原発の姿勢を明確にしているビナードさんがどんな情報をもたらしてくれるのか、注目です。

 チケットは五百円。叢舎(℡82―4416)のほか、旭川市内では、こども冨貴堂(七条買物公園、℡25―3169)でも扱っています。