「魚をもっと食べよう・子どもチャレンジ教室」が三月三十日、神楽公民館(神楽三ノ六)調理実習室で開かれた。旭川・魚をもっと食べよう会(石井博子代表)の主催。二十八人の親子が参加し、後援する旭川地方食品衛生協会(中川竹志会長)の関係者を含めると約五十人が、賑やかな雰囲気の中で魚の「三枚おろし」に挑戦した。
指導役の大和田忠司さん(大和田鮮魚店主)がサケとホッケを三枚におろす模範の包丁さばきを披露。その後、参加者たちが四つのグループに分かれ、丸々と太ったホッケを三枚におろした。大和田さんは、子どもたちの手を取り、丁寧に教えた。大和田さんは「一匹おろすと、二匹目からは随分と上手になります。子どもの上達は早いですね」と驚いていた。
渋谷高さん(34)は娘の聖羅ちゃん(9)と潮音ちゃん(3)の包丁使いを心配そうに覗き込んでいた。「長女は料理が好きなので、家で手伝いをしているようです。家に帰って『もっとやりたい』といったら、夕飯のおかずを作ってもらおうかな」と笑顔で話した。
ホッケ約二十㌔をおろし終えると「魚をもっと食べよう会」の会員たちが作ったつみれ汁とおにぎり、そして皆でおろしたホッケとサケを使ったちゃんちゃん焼きに舌鼓を打った。