写真の愛好サークル「青少年おもカメ倶楽部」の作品展が、旭川銀座ギャラリー(三ノ十五銀ビル二階)で開かれている。

 倶楽部の面々は「おもちゃみたいなカメラ」「おもしろいカメラ」「重たいカメラ」を総称して「おもカメ」と呼んでいる。旧ソ連や中国製のカメラ、景品として配られたおもちゃカメラなど、個性豊かなフィルムカメラで撮影を楽しむサークルだ。

 〇五年(平成十七年)に高校の写真部を中心に賑やかに立ち上がったが、数年を経て高校生たちは卒業して行き、このところは十数人の会員たちによる飲み会が活動の中心だった。今年こそは作品展をと、「帰ってきた青少年おもカメ倶楽部」と銘打って、代表の子安栄信さんを含む六人の会員が、銀座通りを撮影した作品を展示している。

 おもカメの一つ、「コニレット」(日本製)は専用のフィルムを使うカメラだが、あえて一般的な三十五㍉のフィルムを差し込んで使うことによって、上下にギヤ用の穴が写り込む=写真。このほか四カット同時に微妙に異なる画角で写す「ロモ・アクションサンプラー」など、ユニークなカメラで撮った写真を見ることが出来る。

 子安さんはおもカメの魅力について「景品に使われるようなカメラで撮って、現像の仕上がりを待つドキドキ、ワクワク感は、デジタルにはない楽しさです」と笑顔だ。

 十三日(日)まで。午後一時~六時(最終日は四時まで)。