小熊秀雄賞市民実行委員会(橋爪弘敬会長)の連続講座「小熊秀雄を『しゃべり捲くれ』」が九月十日(水)午後六時半から、ときわ市民ホールで開かれます。
旭川ゆかりの詩人、小熊秀雄の作品や生涯をもっと市民に理解してもらうのが目的。二十四回目の講師は、金倉義慧(かねくら・ぎけい)さん。八年をかけて執筆した労作「北の詩人 小熊秀雄と今野大力」(高文研/刊)を出版したばかりの金倉さんが、暗い戦争の時代に、旭川から飛び立った二人の詩人、小熊と今野大力の作品や人となり、二人の関係について、しゃべり捲ります。
金倉さんは一九三四年(昭和九年)、空知管内秩父別町生まれ。深川西高や旭工高で教鞭をとりました。地域史の研究を続け、「遥かなる屯田兵」(高文研)、「旭川・アイヌ民族の近現代史」(同)など多くの著作があります。
「北の詩人 小熊秀雄と今野大力」の出版記念として開かれる講座で、金倉さんが、小熊と今野についてどんな新解釈を聞かせてくれるか、楽しみです
参加費は五百円。テキストとして、実行委編集・発行による「小熊秀雄詩撰 星の光のように」を使います。こども冨貴堂(七条買物公園)、当日会場でも販売します。千円(税込)。