海外の樽生ビールと洋食が楽しめるビア&レストラン モローズ(二ノ八)で十二月、二回の音楽ライブが行われます。
八日(月)午後七時から、アイヌ民族の血を引き、カラフトアイヌの民族楽器「トンコリ」の奏者、OKI(オキ)と、アイルランド出身のソウル・シンガー、リアム・オ・メンリィが出演。ケルト民族とアイヌ民族のコラボレーションという、他では見られないライブになりそうです。
チケットは前売り三千円(当日三千五百円、ドリンク代別途五百円)。
十一日(木)は、世界で活躍するジャズピアニスト椎名豊が、ティム・アマコスト(テナーサックス)、中村恭士(ベース)、ルディ・ロイストン(ドラム)の三人を迎え「クリスマススペシャルジャズライブ」を開催。メンバーはそれぞれジャズの本場ニューヨークで活躍していて、今回のために特別に結成するカルテットです。
午後六時半と午後九時の二回、各六十人限定。チケットは、クリスマス用の特別ディナーが付いて六千五百円です。
チケットの購入と問い合わせは同店(℡73―3827)へ。

「日常的にレストラン・ライブを」
出演者募集中

二〇一二年一月にオープンしたビア&レストラン モローズでは、音楽ライブを積極的に企画してきた。広い店内にはピアノ付きのステージがあり、機材などを設置しても最大八十人が着席して演奏を聴くことができる。剥き出しのコンクリートの壁や木の床といった内装から音響は抜群だ。そんな環境を生かして、二カ月に一度のペースでライブを開催。ジャズが比較的多いが、ロックやハワイアンなど多岐に渡る。
「ジャズバーでもライブハウスでもなく、あくまで〝レストラン〟にこだわり、最高のサービスを提供します」と代表の佐藤潤さん(27)。「最近はミュージシャンの方ご本人から企画を持ちかけられることもあり、手応えを感じています。これだけ広く、レストランとして料理やお酒を楽しみながら音楽が聞ける店は、旭川では他にありませんよ」と自信をのぞかせる。
着席で最大八十人、スタンディング(立ち見)だと百二十人までは集客可能だが、サービスの品質を保つためには六十人が程良いそうだ。
「プロの方々だけでなく、地元で活動している方や小さな音楽サークル、仲間内の演奏パーティも大歓迎です。目標は毎週のように開催し、もっと日常的に音楽を楽しんでもらうことですね」と出演を呼びかけている。
問い合わせや出演の申し込みは同店(℡73―3827)へ。