ドキュメンタリー映画「夢は牛のお医者さん」(二〇一四年、時田美昭監督、八十六分)の上映会が十二月七日(日)、シアターカンダ(三ノ八神田館三階)で行われます。旭川映画村(多田裕哉代表)の第九十六回例会としての上映です。
一九八七年(昭和六十二年)、新潟県の山あいにある小さな小学校。過疎化のために新入生がいなかったこの年、校長先生は「子どもたちのお友達に」と三頭の子牛を入学させました。当時、報道記者として学校を訪れた時田監督は、素朴な木造校舎で行われる牛との共同生活を見て、たちまちファンになりました。そんな中、病気がちの牛を前に一人の少女が獣医になるという夢を抱きました。月日は流れ、小学校は廃校に。少女は親元を離れて遠くの高校に通っていました。幼いころ抱いた獣医の夢を追い、猛勉強に励んでいたのです――。
日本テレビ系列「ズームイン!!朝」や「NNNドキュメント」で放送され、大きな反響を呼んだ報道番組を再編集、二十六年にも及ぶ密着取材がドキュメンタリー映画になりました。
上映は①午前十一時②午後一時③午後三時の三回。チケットは前売り千二百円(当日千五百円)。市内の旭川冨貴堂各店、こども冨貴堂、ジュンク堂書店、ホテルカンダ、コープさっぽろ(シーナ、ルミネ東光)、玉光堂旭川店のほか、あさひかわ新聞でも扱っています。
問い合わせは旭川映画村(℡23―3623)へ。