多くの企業が仕事始めとなった五日、市内流通団地のキョクイチと一印旭川魚卸売市場、丸果旭川青果卸売市場の三市場で初セリが行われた。

一印旭川魚卸売市場では、初セリの前に神前で開場式が行われた。大廣泰久社長は「長い歴史の中で培ったお客様との強い絆を変えないように、そして変化が激しい時代の中で変えなければならないものとを融合させて、皆様のお役に立てるよう一年間努力していきたい」と年頭の言葉。

西川将人市長も駆け付け、「旭川・道北の一番の魅力は食であると思います。今年も皆さんと一緒にこの地域の魅力を全国、海外にPRしてきたい」と挨拶した。

初セリでは、餅や酒などの縁起物を付けた「祝いかぎ」が用意され、威勢の良い掛け声とともにセリが始まった。エビやホタテ、ウニ、ツブなどがセットになった「一番かぎ」は、市内の今津鮮魚店が十八万円で競り落とした。