「うまれる」授業で 命の大切さ学ぶ 旭川藤女子高校 命の意味を考える「うまれる」授業、「藤高あかちゃんサロン」が二月二十四日、旭川藤女子高校(水野清哉校長)で行われた。

 同校のカリキュラムには、生徒に「母となるかもしれない十年後」をイメージさせることを柱にした「うまれる授業」が組み込まれている。あかちゃんサロンは、その集大成として、市内の〇~三歳児とその母親二十三組を招き、実際に親子とふれあい、母親となるかもしれない将来を感じてもらうのが狙いだ。同校の進学コース・ULコースの二年生四十五人が参加した。

 授業は、生徒がグループに分かれ、それぞれ二組~三組の親子とふれあう中で、母親から妊娠・出産・育児などについて取材し、その後、新聞形式にまとめて発表するという内容。

 参加した佐野莉菜さん(進学コース二年)は「あかちゃんに触れるのが最初は不安でした。でも、あかちゃんに会ってみると、想像していたよりも温かくて、柔らかく感じ、『守ってやらなきゃ』と思うようになりました」と話していた。