大正時代の歌人、九條武子の四十二年の生涯を題材にした前進座特別公演「如月の華」―九條武子ものがたり―が十一日、市民文化会館で行われる。
旭川公演実行委員会の主催。武子は西本願寺第二十一代法主・明如（大谷光尊）の次女として京都で生まれた。与謝野晶子、柳原白蓮とともに、大正の三大女流歌人と謳われた。関東大震災で一命をとりとめ、被災者救援、女子教育・女性の地位向上など様々な事業の推進に奔走した。
昭和二年に旭川で開催された西本願寺派佛教婦人会連合全道大会で来旭。神居古潭には武子の歌碑があり、旭川ゆかりの歌人だ。
当日は、午後一時半開場、同二時開演。前売り券はＡ席五千五百円、Ｂ席四千五百円（当日はＡ、Ｂ席ともに五百円増し）。チケットは、浄土真宗本願寺派各寺院へ。問い合わせは、天寧寺の永江雅邦さん（TEL４８―１０３４）まで。
