原発の真実を伝えるドキュメンタリー「六ヶ所村ラプソディー」「ミツバチの羽音と地球の回転」などで知られる鎌仲ひとみ監督の最新作「小さき声のカノン―選択する人々」の上映会が十二日(日)、サン・アザレア(六ノ四・旭川建設労働者福祉センター)で行われます。市民グループ、チーム「今だから」の主催。

 ベラルーシ・チェルノブイリ原発事故は、東京電力福島第一原発の事故よりも二十五年も前のこと。その放射能の影響は今なお続いています。ベラルーシの子どもたちに、何が起きたのか。母親たちは、どうやって我が子を守ろうとしたのか。

 そしてフクシマから四年四カ月。まき散らされた放射能の人体への影響は、あるのか、ないのか。その確かな情報さえ、私たちには届きません。小さな子どもを抱えた母親たちは迷いながらどんな行動を取ったのか。

 遠く離れた福島とチェルノブイリ、我が子を「被ばく」から守ろうとする母親たちの小さな声の共鳴を丹念に記録した長編ドキュメンタリー(百十九分)です。

 上映は①午前十時②午後一時③午後四時④午後七時の四回。

 前売りチケットは、千円(当日千二百円)、大学生・障がい者五百円。高校生以下は無料。こども冨貴堂(七条買物公園TEL25―3169)、きっちんらいる(鷹栖町十六線八 号TEL87―5046)で扱っています。