ロックバンド「サルサガムテープ」のコンサートが二十二日(土)午後六時から、カジノドライブ(七条買物公園・七福ビル隣)で行われます。

 サルサガムテープは、知的障がい者を含む約三十人で編成するロックバンドで、楽器はパーカッションが中心です。一九九四年(平成六年)、NHK教育テレビ「おかあさんといっしょ」で五代目のうたのおにいさんを務めたかしわ哲さんが立ち上げました。九九年(同十一年)にCDを出し、テレビ出演も果たすなど本格デビュー。二〇〇〇年(同十二年)からは元ザ・ブルーハーツのドラマー、梶原徹也さんが加入しています。

 かしわさんは一一年(同二十三年)にNPOハイテンションを設立して、バンドの演奏活動がメンバーの仕事になる形を作りました。バンドはこれまで全国各地のほか、パリ市立アル・サン・ピエール美術館など海外でも演奏した経験を持ちます。現在は二〇二〇年の東京オリンピック・パラリンピックに向けて、障がいがある人たちによる楽曲が公式テーマソングに採用されるよう、演奏・ツアーなどの活動に一層力を入れています。

 当日は十五人のメンバーが来旭して演奏します。このほか障がいがある人も参加している和太鼓サークル「嵐」、また福祉行政に携わる人たちなどで編成するバンド「行政福祉バンド ふぁ宙(そら)」が共演します。

 前売りチケット(ワンドリンク付)は千五百円(当日二千円)。予約・問い合わせは大友さん(TEL36―6322)へ。

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 サルサガムテープ主宰のかしわ哲さんとドラマーの梶原徹也さんによるトークライブが二十三日(日)午後一時から、東川町共生サロンここりん(東川町東町一ノ七)で行われます。

 二人がこのバンドの活動を通じて得た経験を話します。音楽活動をしている人、福祉の支援をしている人などには参考になる話が聞けそうです。

 入場無料。問い合わせは会場(TEL82―2666)へ。