神楽地区の夏の一大イベント、「花火インKAGURA(神楽)」が十四日、忠別川両神橋下流で行われる。午後八時十五分からの打ち上げの前に特設ステージで行われるショーに、今年も山崎由美子エルモラード・フラメンコ教室の生徒たちが登場する。

 スタジオを主宰する山崎さんは、三歳からバレーを習い、フラメンコと出会って魅了され、本場スペインに渡った。生まれ故郷の旭川で教室を開いたのは一九八二年(昭和五十七年)のこと。以来、北の大地に情熱の踊りを根付かせたいとの思いで、数多くの教え子たちを指導して来た。

 「花火インKAGURA」への出演は十七回目。薄暮の河原を背景に、幻想的なかがり火の明かりの中で華麗な衣装に身を包んだ女性たちが舞うステージを楽しみに来場するファンも少なくない。

 今年のテーマは「スペインのお祭り」。教室に通い始めて二年の新人から、経験二十七年のベテランまで十六人が出演し、セビジャーナス(春祭り)、ティントス(心を語るタンゴ)など七曲を舞う。登場は午後七時ごろの予定だ。