水田のあぜ道をギャラリーにする「田んぼde写真展」が二十二、二十三の両日、東旭川町豊田で行われた。市民団体、どろんこ楽農学校(高倉晴美代表)の主催。

 代表の高橋さんは米作農家で、夫が作ったコメを使ったおにぎりやランチ(予約制)を提供する「アトリエharemi」を営んでいる。「豊田の田園風景が好きで、この景色の中で何かやりたいと思っていました。屋外の写真展はあまりないので、それをやってみようと発想しました」と話す。

 今年で四回目の開催で、旭川市の「市民の企画提案による協働のまちづくり事業」にも採択されている。

 「食」をテーマにフェイスブックで写真を募集したところ、一般の人のほか、プロの写真家や新聞社のカメラマンなどから百点を超える応募があった。子どもの食事シーン、おいしそうな料理・野菜などの写真があぜ道に吊るされ、稲穂と一緒に風に揺れていた。