画家・木滑美恵さん(57)の個展がブンカフェー(七ノ九、市民文化会館一階レストラン)で行われている。
木滑さんは上砂川町の出身。札幌大谷短期大学専攻科美術を終了後、大谷高校の講師などを務めた。一九九〇年(平成二年)に道展新人賞を受賞。九七年(同九年)に道展会員、翌年には北海道女流選抜展の十周年記念特別賞を受賞している。現在は木滑美恵絵画教室を主宰、中央公民館絵画サークルの講師として指導にもあたっている。
木滑さんの絵のモチーフは人物が多い。その理由は「人を描くのが一番難しいから」。線一本で表情がまったく違ってしまい、ごまかしがきかない、だからこそ人物を多く描くのだと話す。
今展の出品作の一つ「オランダの子供」は、絵画鑑賞のために訪れたゴッホ美術館前で見た光景を描いた。開館前の待ち時間すら楽しむ子どもたちの純粋な笑顔に触発されたという。
このほか、新作三点を含む未発表、個人所蔵の作品など十八点を展示している。ジャンルは油彩、水彩、木炭画など様々だ。
十一月八日まで。月曜定休。問い合わせは木滑さんのアトリエ(TEL32―1142)へ