カンボジアの地雷被害者にバリアフリートイレを贈ろうと活動している市民団体が二十三日(金)から三日間、市民文化会館(七ノ九)二階リハーサル室で、現地の様子を報告するパネル展を開催します。

 主催する兵庫県尼崎市のNGO・リズムネットワーク(上井滋子代表)は、JCBL(地雷廃絶日本キャンペーン)の活動を引き継ぎ、カンボジアで地雷によって足などに障がいを負った被害者のために、洋式トイレを建設する運動に取り組んでいます。このプロジェクトは被害者が楽にトイレを利用できるようになるだけでなく、現地の雇用創出の役割も果たしているということです。この一年間で十四基の洋式トイレの建設を実現しました。

 今回のパネル展では昨年、上井代表がカンボジアを訪れた際の写真パネルや模擬地雷などを展示します。被害者の厳しい生活の様子や、地雷の怖さなど現地の状況が実感できる内容です。

 上井代表は「地雷という兵器が如何に恐ろしく、人々を苦しめているか、皆さんにも知って欲しいです。一人一人の小さな力が集まれば大きな力になって、必ず社会を動かす事ができると思います」と話しています。

 パネル展についての問い合わせは、上井さん(TEL090―2043―2872)へ。