美瑛町を拠点に活動する写真家、中西敏貴さん(44)の写真展「ORDINARY(オーディナリー)」が、美瑛町の丘のまち交流館bi.yell(ビ・エール、本町一)で開かれています。

 中西さんは大阪府生まれ。独学で写真を学び、仕事の傍ら北海道に通って撮影を続け、四年前に美瑛町に移住。アトリエニペクを設立しました。

 会場には、和紙などにプリントされたカラー写真三十一点が展示されているほか、六十五インチの4Kテレビも設置され、四季折々の美瑛をとらえた作品をスライドショーで楽しむことができます。

 今展は、今年一月にリコーイメージングスクエア新宿(東京)で開かれた同名の個展を再構成した内容です。一月の展示では、二週間弱で約五千三百人が訪れました。

 「生活しないと見ることのできない景色を撮りたかった」と中西さん。美瑛町に暮らしながら写真を撮り続けているうちに、「非日常的」だった光景が「日常」になってきたと感じ、写真展のタイトルを「ORDINARY」(平凡な、日常的なの意)と名付けたそうです。

 二十八日(日)まで。入場無料。開館は午前十時から午後七時。問い合わせはアトリエニペク(TEL74―8169)へ。

 また、ギャラリージュンク(ジュンク堂書店旭川店内・一条買物公園フィール旭川五階)でも、三月十一日(金)から二十日(日)まで、写真展を開催する予定です。